設計者になって気付いた、
施工管理時代の貴重な経験。

現在の業務

営業部が提案中のお客様に提出する「プラン図」の作成が、メインの業務です。お客様がお持ちの土地や、購入を検討している土地に対して、どのような規模の間取りや階数が計画できるかを検討し作図します。それに伴い、各行政庁に事前相談したり、現地を視察したりすることもあります。担当営業を通してお客様のご希望を聞き出して図面に取り入れ、プランの魅力を高めていくことも重要です。また、実際に受注をいただいた計画においては、工事を行うための「実施図面」を作成していく段取りも行っています。外部設計事務所に委託した図面のスケジュール管理や、各業者との事前打ち合わせなどを行い、実際に施工する図面（承認図）を作り上げていきます。

今までで一番印象に残った仕事

以前、施工管理を行っていた時代に担当した現場で、敷地内に大きな高低差がある物件がありました。普段の工程スケジュールとは違った進め方をしなければならず、図面も複雑になっていたので工事を進めていくのに大変苦労しました。施工管理は出来上がった設計図をもとに工事を進めていくので、設計図に込められた設計者の意図をくみ取っていくのが重要です。現在では設計の仕事に携わるようになって、施工管理をやっていた時には気付くことができなかった設計側の考え方が見えてくるようになりました。その一方で、設計者側が気付きにくい施工管理側の意見や見え方についても図面に取り入れることができるので、施工管理時代の経験は今の設計業務にとって、非常に大きな財産となっています。